Post date: 2025/07/29
お茶大心理学科准教授・心理臨床相談センター長の平野真理先生より、ご主宰される以下のイベントについて、 ご案内がございました。
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「アートワーク✕対話=レジリエンス2025」
2025年8月30日(土)11:00-14:00/16:00-18:00
参加費:無料
対象:どなたでも(ひとりでの参加/ペアでの参加)
場所:神楽坂セッションハウス ギャラリー
東京都新宿区矢来町158(東西線神楽坂駅 徒歩2分)
自分の気持ちにフィットする素材を瓶に詰めるコラージュや、小さな絵本づくりを通して、自分を支える大切な思い出や、大切な人、思いなどを見つめる時間を過ごしてみませんか?
★去年の様子などをinstagramにて発信しています
https://www.instagram.com/hirano_lab
【参加お申し込みはこちらから】↓ https://forms.office.com/r/hRWGmiFTzd
(当日参加も可能ですが、お席の都合上お待ちいただく可能性があります。事前申込の方を優先させてきただきます)
※研究の一環としての開催のため、アンケート等へのご協力をお願いします。詳しくは申込フォームの説明をご確認ください。
【企画趣旨】
私たちは臨床心理学の専門家として心理支援に携わっています。
このイベントでは一般の方々を対象に、それぞれの持つレジリエンス (心の回復力や強さ)を認識するためのアートワークのワークショップを行います。
心理支援において、その人が心の中に押し込めてきた自分の思いを語り、気持ちを表現するなかで、自分をいたわり、少しだけ生きる力が湧いてくることがあります。
こうした、つらい中でも生きていく力をレジリエンスと呼んでいます。しかし、自由に自分を表現することは容易なことではありません。その理由のひとつは、「こうあらねばならない」という重しが、「こうありたい」という願いや「こうやってきた」という道のりに勝ってしまうからではないかと、私たちは考えています。
自由な表現を促進するために、私たちは描画、箱庭、ストーリーの創作といったアート表現を活用します。私たちはアートの技術を持っているわけではないため、創られた作品それ自体から、はっきりとその人の心が読み取れるわけではありません。
また、希望やあたたかい思いよりも、苦しみや辛さが前面に出ることもあります。
しかし、表現された作品をもとに会話を進めると、その人のレジリエンスに気づくことが多いのです。
アート表現は言葉の世界から少し離れ、「こうあらねばならない」という重しを少し外してくれるようです。
こうしたアート表現は、心理支援を積極的に必要としない人たちにも役立つのではないかと考え、これまでの実践の中から一般の人々にも取り組んでいただけそうなアートワークと、それを通した対話を体験してもらう企画を考えました。
一人で黙々と、そこに居合わせた人と並んで、あるいは、大切な誰かと一緒に取り組んでもらうことで、自分の心のレジリエンスに気づくきっかけとなればと願っています。
お問い合わせ:お茶の水女子大学 平野研究室 resilience.hirano@gmail.com
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チラシはこちら